時間がない人にもおすすめ!巻数が少なくて面白い漫画12選
どうも、ちゃんぺです。
「面白い漫画が読みたい!」「でもあんまり時間がないから巻数の多い漫画は無理!」そんなあなたにお勧めしたい!
今回はさくっと読めちゃう巻数が少ない、それでいて面白い漫画をいくつかご紹介したいと思います。
☞すぐ読める!巻数の少ないおすすめ漫画12選
1.SAND LAND【全1巻】
人の行為と天変地異によってわずかな砂漠が世界の全てになった世界を舞台に、人々が乾きに喘ぐ中、この状況を打破すべく「幻の泉」を探すために保安官ラオと魔物のベルゼブブ、シーフらが危険な旅へと出発する姿を描いたファンタジー。
鳥山明が『ドラゴンボール』終了後に、短期集中連載で描かれた作品であり、鳥山明が「老人と戦車を描きたい」ということから創られたそうです。ストーリーも面白いですが、キャラクターや風景といったイラストを見ているだけで楽しめます。
2.死刑執行中 脱獄進行中【全1巻】
『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦による短編漫画作品集で、「死刑執行中脱獄進行中」「ドルチ 〜ダイ・ハード・ザ・キャット〜」「岸辺露伴は動かない 〜エピソード16:懺悔室〜」「デッドマンズQ」の4つのストーリーが収録されています。
基本的にアイデアを長編連載に使ってしまう作者が、短編をあまり描けずにいるという状況で、編集部からの短編依頼で描かれた作品群をまとめたものだそうです。個人的にはタイトルにも使われている「死刑執行中脱獄進行中」が一番面白いというか、印象に残っています。
3.All You Need Is Kill【全2巻】
近未来の世界を舞台に、異星人が地球に送りこんだ「ギタイ」と呼ばれる敵に襲撃を受ける中、時のループに捕らえられた主人公の成長と運命を描いたSF作品。原作は小説で、作画は『デスノート』などの小畑健が担当しています。
原作を読んだことはなかったのですが、 何度も死んでやり直すことで経験値を上げていくというゲームのような設定が斬新で面白かったです。ちなみにハリウッドスターのトム・クルーズ主演で実写映画化もされている作品です。
4.レベルE【全2巻】
『幽☆遊☆白書』の冨樫義博が描く、山形県を舞台にオカルト的な要素の強い、宇宙人を題材としたSF漫画。地球にやって来たドグラ星のバカ王子が暇つぶしに起こす悪ふざけを軸とした物語がオムニバス形式で展開されるストーリーです。
「アシスタントを使わず一人で描いたらどうなるか」ということに挑戦した作品であるため、ジャンプに連載はされたものの、異例の月1での連載となったそうです。今見ると『HUNTER×HUNTER』の元ネタになったようなキャラや世界観も出てきます。
5.ソラニン【全2巻】
浅野いにおによる青年漫画で、東京を舞台に種田成男と井上芽衣子の小さな恋や人間模様を描いたストーリー。
世間的には大人だけど、大人になりきれない主人公たちの心の葛藤がとても丁寧に表現されていて、本作を読んでいた当時、私自身も主人公たちと同じぐらいの世代だったのでめちゃくちゃ感情移入してしまいました。
6.予告犯【全3巻】
インターネット動画投稿サイトで犯行予告動画を投稿する謎の男が現れ、実際に予告通りに犯行が行われてしまう。高度に情報化された現代のテロリズムを描く、緊迫のサスペンススリラーです。
現代社会の闇をリアルに扱い、非常に引き付けられる内容でした。また犯行の本当の目的、それに至った理由などにも心揺さぶられる。
7.星屑ニーナ【全4巻】
ゴミ捨て場に投棄されて、過去の記録が消滅してしまったロボットの星屑(ほしくず)と、彼を拾った美少女ニーナ。二人の出会いから展開される予測不能のタイム・スキップ・コメディーです。
読み進めるごとに1年後、5年後、10年後と時間経過が激しくなっていきますが、星屑はロボットなので年を取らずに様々な時代を生きていくことになります。星屑の行く末がどうなるのか後半はドキドキでしたが、とても素敵なエンディングでした。
8.ヒミズ【全4巻】
平凡な生活を送ることを夢見る中学生の住田祐一が、ある事件をきっかけに取り返しのつかない事態に陥り、深い絶望に落ちていく様子を描いたサスペンスホラー漫画。
作者は『行け!稲中卓球部』などの古谷実。あの最強にアホなギャグマンガを描いた人の作品とは思えないほどダークで読むと鬱になるような作品。しかしまるで小説か映画を観たような錯覚に陥ります。
9.モテキ【全4巻】
三十路間近のモテない草食系男子の派遣社員・藤本幸世が、ある日突然知り合いの女の子から次々と連絡が入り、いわゆる「モテ期」が始まる様子を描いた漫画。
読む前は主人公がモテまくってウハウハなストーリーなのかと思っていましたが、実際はそうではなく、モテ期が来ているにもかかわらずそれを活かせないちょっと切ないラブコメディーでした。
10.漂流ネットカフェ【全7巻】
ふと入ったネットカフェで初恋の人に再会した土岐耕一だったが、ネカフェが突然異世界へ。宿命のふたりの他にネカフェに居た、オタクや暴力男、生意気な小僧やギャルにサラリーマンなど、日常では接点が無い人々を巻き込んで繰り広げられる、突発的空間断絶ラブストーリー。
エロやグロシーンが印象に残っていますが、そういったシーンがやたら多いとかではなく、ちょうどいいタイミング、バランスで入ってきます。物語も先の読めない展開なのでドキドキさせてくれます。
11.セトウツミ【全8巻】
大阪の男子高校生である瀬戸と内海の二人が、放課後に川辺で繰り広げる関西弁の会話劇を描いた作品。ちなみにキャッチコピーは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」です。
男子高校生二人が喋っているだけの漫画が本当に面白いのか読む前は半信半疑でしたが、実際に読むとめちゃくちゃ面白くて一気読みしてしまいました。 ひたすら二人というわけではなく、他にも何人かのキャラクターが出てきます。個人的にはハツ美ちゃんがツボでした。
12.ぼくは麻理のなか【全9巻】
部屋に引きこもりがちな青年、小森功がひそかに「コンビニの天使」と呼んでいた女子高生の吉崎麻理の身体に移りこんでしまい、元の身体に戻る方法を模索する様子を描いた作品。
主人公とヒロインが入れ替わる漫画、なのかと思いきや主人公の身体にも主人公が入ったまま登場するという、予想の斜め上を行く作品になっています。
☞まとめ
いかがでしたか?
巻数が少ないイコール内容が薄いんじゃないかというイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
巻数が少なくても完成度が高く、読み終えた後には何十巻も読んだような満足感を得られる作品もたくさんあります。
というわけで、巻数の少ない良作漫画をお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
それではまた。